【海外記事】 | 2004年4月1日 12:00 PM 更新 |
1日、サンフランシスコで行われたプライベートイベントで Sun Microsystems は開発中の 3D デスクトップシステム Looking Glass の新バージョン(コードネーム: Ozaki)を披露した。
Looking Glass の 3D デスクトップはデスクトップ上のウィンドウがあたかも三次元空間に浮かぶ窓のように扱えるのが特徴。これまでのバージョンはウィンドウを回転して配置する、裏返して付箋を貼るなどの機能を備えていたが、今回新たにウィンドウを叩き割るという機能が追加された。
この新機能では画面上に表示された仮想の武器を使用してウィンドウを叩き割る事によりウィンドウを閉じる事が可能。武器には金梃子、ナイフ、拳銃などが利用可能。ウィンドウの破壊シーンでは Valve Software が開発した物理エンジン Source Engine を使用したリアルな CG 表現が体験できる。
「米国でアプリケーションのハングアップなどによるストレスが原因で破壊されるコンピュータディスプレイの数は年間30万台にも及ぶ。本当に必要なのはストレスを感じさせないデスクトップ環境ではなくストレスを発散させるデスクトップ環境だ」と語るのは Sun ソフトウェア部門統括責任者ジョナサン・シュワルツ氏。
シュワルツ氏のデモは好評で、ウィンドウを一枚割るたびに会場からは大きな歓声があがった。次々とウィンドウを叩き割り会場が最高潮にヒートアップしたまさにその時、デモマシンはハングアップした。その後に起こった出来事については取材上の守秘契約があるためお伝えすることはできない。
なお Looking Glass の発売時期は未定である。
Project Looking Glass: | http://wwws.sun.com/software/looking_glass/ |
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Valve Software: | http://www.valvesoftware.com/ |